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「優しい人」だという評価が気に入らない。
まるで「優しくしてくれて当然」とでもいうかのような、傲慢さを感じる。

僕はまあ、表面的に見れば「優しい」んでしょう。
でも動機は「傷つきたくない」「嫌な思いをしたくない」これだけです。
ちょっと酷いことを言うと、みんな傷ついた顔するじゃないですか。
纏っている気配が、湿度が急にあがったかのような、
むんわりとした重さとベタつきを持ったものに変わるじゃない。
まあ、僕もそうなんで、それを責めるつもりは全くないんですが。
要するに、自分がそうさせてしまった、ということに対する罪悪感が、
「優しさ」の根源でしかない、ということ。

なるほど。
「罪悪感を持つ」ということ自体が、「優しい」からだ、と。
ならば、僕ではなく、両親を褒めてやってください。
彼女らの教育は、そういう意味では成功でした。おめでとう、おめでとう。

でも、僕はその「罪悪感を持つ」ということが嫌いです。
なんでこんな人間になっちまったんだろう、とよく思います。
幸福を追求するために必要なのは、「罪悪感の欠如」ではないのか、と。
どれだけ自分のために、酷いことをしても何も感じずにいられる。
これは幸せなことではないのでしょうか。
少なくても、自分のしたいことに躊躇したり、行動しても他者の評価に怯えるよりは。

上と連動して、「愛されない」ということが、本当に不幸なのか、と思うことがあります。
「愛」が何なのかもわかっていないのに、なんとなく「愛」という言葉を使い、
僕らは「愛している」「愛されている」と錯覚する。
けれど実際は、愛を知らないから、適当に言葉を使って信じこんでるだけなわけで。

車の中に赤ちゃんを置き去りにして、殺しちゃうようなバカ親は世間にいますけど、
彼らが本当に、赤ちゃんを殺すつもりでそんなことをしたと、あなたがたは思っているのですか。
彼らは、ただ、無知で愚かだっただけで、赤ちゃんのことは確かに「気にかけていた」のです。
そうでなければ、家に放置するに決まっているでしょう?

恐らく、この親は世間がいう「愛」とやらを、赤ちゃんに持っていたのだと思います。
ただ、それを表現したり、実行するための「方法」が間違っていただけなのです。
僕らの中で、彼らに「愛がない」と批判できる人がどれだけいるのでしょうか。
親子関係に限らず、恋人関係でだってそうだ。
所有と支配でしか「愛」を認識できない人間が、溢れかえって逆流している。

「罪悪感」を失うことで、「愛」も消えてしまうけれど、それで良いではありませんか。
そんな意味不明なもののために傷つくくらいなら、最初から拒絶してしまいなさい。
……とは思うのだけれど、それでも捨てられない、この「未練がましさ」。
これこそが、僕の「優しさ」の正体なのかもしれない。

くだらない自尊心に、振り回されている自分にはお似合いだ。
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