忍者ブログ
たぶん普通の日記。 厨2病が混じっていることを除けば。
Calendar
<< 2025/06 >>
SMTWTFS
1234 567
891011 121314
15161718 192021
22232425 262728
2930
Recent Entry
Recent Comment
Category
64   63   62   61   60   59   58   57   56   55   54  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

忘れることが怖い。

「忘れる」という行為のことを、ある詩人はこう言った。
「最も美しい許し方」と。
もちろん、その詩人は、全面的に「忘却すること」を肯定したわけではなかった。
それでも許しちゃいけないことを許すな、と言っている。

良くも悪くも潔癖なんだと思う。
例えば、自分の中学時代の黒歴史とか、他人にしでかした酷いこととか、
なかったことにすることは出来る。
でも、それって卑怯以外の何物でもないと思うわけです。

きっと、なかったことにして、忘れたふりをしてしまえば、
数年後にはきっと本当に思いだせなくなってしまうだろう。
どんだけ大事に思ってても、罪悪感を抱えてても、
それでも時が経てば自然と記憶は薄れていくし、詳細は失われていく。

それは幸せなことなんだろうけど、やっぱり、どうしても許せないのですよ。
自分であろうと他人であろうと。
許せなくても、私は忘れていくし、他人も忘れていく。
人間が持つ当たり前の機能である「忘却」が卑怯にうつるのは、
もしかしたら病気なのかもしれない。
(精神というよりは脳みその)

別に私が喋ったことの全てを覚えていろとか、
そんな無理難題を吹っ掛けるつもりはないのです。
ただ、自分が「やらかした」ことだけは覚えとけ、って話で。
ええ、もちろん全部覚えておけるわけがないのは承知してる。
理解はしている。でも許せない。

忘れたふりも卑怯だが忘れること自体も卑怯だということ。

忘れたふりにせよ、本当に忘れたにせよ、
それって反論や批判を封じる最低な方法なんじゃないかなぁって。
本人が都合良く忘却した(ふり)をしても、
周りは覚えているわけで、その怒りや不満を何処にぶつければいいんでしょうね。

逆に、やらかした側が罪悪感で苦しんでても、
やられた側は実は気にしてなかった、っていうパターンもあるんだけどさ。

まあ、わたしは忘れまくりなので卑怯です。
だから忘れるのが怖い。これ以上、卑怯になりたくない。
それでもわたしは忘れていく。
PR

コメント
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
トラックバック
この記事にトラックバックする →
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新コメント
[06/22 とおる]
[06/21 c]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
とおる
性別:
非公開
職業:
大学院生
自己紹介:
どっかで詩の研究もどきをしてる大学院生。
最近、太ったので危機的状況である(主に外見が)。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
P R
アクセス解析
Template & Icon by kura07 / Photo by Abundant Shine
Powered by [PR]
/ 忍者ブログ