負け戦 日記 | 2010-09-04 Sat

しつこい、と怒られた。
朝っぱらからしつこくしている自分も自分なわけだが。
二度目に言われたときは「本当にしつこい」だった。
そこで引き下がったので三度目はなかった。

勝算がないと思っていたと言えば嘘になる。
過去にごり押しして了解をとりつけたことがあるから、
今回も力押しでどうにかなるんじゃないか、と甘い夢を見た。

ただ、同時に無理だろうな、とも思った。
殆ど確信すらしていた。
それは相手の性質といよりも、
世間一般的に「まともな人」であればあるほど、
絶対に拒否する提案だったからもあるし、
相手が（他人のこと言えないけど）かなりの頑固者なので
一度決めた、本当に必要な決断であれば覆さないであろうことも予想できたから。

たぶん、相手が思うよりは、相手の返答を予測できていると思う。
事実、こちらに送られてくる返答は、自分が書いたのかと思うくらい、
自分の予想と酷似していた。
結局、他人にすらなりえないんだ。超越するイマージュじゃないから。

ダメで元々だった。
でも、もしもがあるならばそれに賭けてもいいと思った。
どれだけ惨めで、気持ち悪くても。
わたしのために、わたしのプライドを、賭けても良いと。

だからわたしは、間違いなくバカなんだと思う。

無駄だから諦めれば？
と、2度目のしつこいのときに言われて、
引き下がったのは、瞬間的に熱が冷めたからだ。
もう既にないも同然だったが、
それでもこれ以上プライドを賭けたいと思えなかった。

無駄なんて最初から当たり前だった。
それがわからないほど、アホなつもりはない。
バカではあるけど。

無駄だとわかっていてもやる、という思考回路が
良いものだとは思わないけど
それで諦められるくらいなら
最初から選択肢にすらならないわけで。

こんな面倒な奴と知り合った自分を呪えばいい。
という責任転嫁。