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代替可能。

代替可能である、という現実は苦しい。それは言いかえればつまり「お前なんていなくてもいい」ということでしかないから。ゆえに必死に目をそらして――人間の見る能力というのは実に性能が良いので、目をそらさなくても見えない状態であることすら可能なのであるが――生きている。

誰もが、例外なく。

そう、このことに関してわたしは「代替不能の唯一がいる」という例外を決して信じないし、認めない。人間は常に、全て、未来永劫「代替可能」である。そもそもわたしがいないことで世界に与える影響など殆どなく、仮にあったとしても世界そのものが実に矮小である。その細切れの現実に与えた影響が、どっかの脆弱な人間という生き物に伝わったとして、それがいったい何なのか。人間が哀しむことは、代替不能であることを肯定するか。否、断じて否。わたしがしなかったことは「絶対に」誰かがやり遂げる。破滅的な確信。わたしにしかできないことはない。少なくても「社会に組み込まれるというカタチでは」。それは役割だから。第一、世間様には唯一であることなど求められてもいない。

(そう信じなければ生きていけないはずだ。生きる重さに耐えられない。それは代替可能であるという現実の苦しさをはるかに凌駕してしまう。唯一であるということ。代理が存在しないということ。わたしは「わたし」であるということ。絶望的運命論。運命があるかないかは殆ど関係がなく、「わたしが選んだ」のではなく「わたしが選ばれている」という事実。何よりもそれが、神秘的な醜さのメッキに包まれた奇跡が、)
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