よい人 という評価の意味 日記 | 2011-02-23 Wed

マジギレするのも面倒くさい。
怠惰である、ということはそれだけで堕落なんじゃないか。
そんなことを思うときがある。

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よい人、という評価の意味を考える。
単純に善い人なのか、それとも都合が良い、という意味か。
たぶん後者だ。
少なくとも、わたしは道徳とやらを神に据えたことは一度もない。

都合の良い人。

なるほど。確かに都合が良いんだろう。
傷ついても大抵のことは自分のせいにしてくれる人間っていうのは。
手間もかからないし楽でいい。
虫の居所が悪いと爆発して他人のせいにしまくるけど、
それやったあとは大抵、人間関係も終わってるしな。

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良い人、という評価が欲しい人がいるのかわからないけれど、
割となり方というか、振る舞い方は心がけているつもりである。

理不尽なことがあっても我慢をし、
面倒くさがらずにマメに根回しをし、
出来るだけ相手の厄介事に関わらなくてすむ位置を陣取る。

これで大抵の場合は「良い人」と言われる。
つまり、「良い人」と思われるための唯一にして絶対の条件は、

他人に無関心であること

だ。
厄介事に関わると、判断力やら何やらが試されるのでよろしくない。
一度のミスが命取りになりかねないことさえある。
だから、極力、無関心でいること。
そして、頼られないような位置に陣取ること。

あとは無関心ゆえの鈍感さを発揮し、
無用なマメさで失敗したときはすぐ根回しすればいい。

失望しただろうか。

でも色々な人間から「良い人」呼ばわりされるわたしが断言しよう。
「良い人」っていうのは、基本的に他人に興味がない。
興味がないからこそ、他人には幸せでいてほしいと思っている。
そのほうが、自分に興味のないことで災難がふってこないから。
幸せなほうが余裕があるから、何か自分が困ったとき、助けを得やすいから。

自分にしか興味がないからこそ、
失敗に敏感となり、その原因を他人ではなく自己に求める。
自分にしか興味がないからこそ、
自分の評判の良し悪しに敏感になってマメにもなる。

ただそれだけのこと。
周りの「良い人」を見ても、
悪く言えば、大抵はこういう性質を持っている。

良く言えば、
深く自省し、他人のせいにはせず、
何か問題が生じた場合は迅速に対応し謝罪を述べ、
他人が触れてほしくない部分には踏み込まない。

物は言い様だ。