記憶 その他 | 2010-08-05 Thu

ほんの少しだけ勉強したら、思うことがあったのでメモ程度に。

エビングハウス（だっけ？）の忘却曲線の理論を
聞いたことがある人は多いと思う。

詳細そのものはどうでもいいので省くとして、
重要なところだけ（というか実験の結果）を抜きだすと、
「覚えたことの4割は20分後には忘れている」らしい。
1時間後には6割、次の日には7割をほぼ忘れている、という。
要するに、人間の忘却スピードは想像を超えている、ということだ。
ぶっちゃければ、非常に忘れっぽいのが人間という生き物だと。
（これでも他の動物と比べれば相当マシなはずなのだが）

但し、この実験は
「何の関連性もない、ランダムなアルファベットの羅列を暗記する」
という型式で行われた、という点は書いておかねばならないだろう。

つまり、理解しながら自然と蓄えた知識だとか、
自分の経験と照らし合わせながら覚えたことは
これよりも忘却のスピードはたぶん落ちるであろう、
ということである。

例えば、旅行によく行く人は、
自然と地理にも詳しくなっただろうし、
足し算や引き算は経験と密接に関係した形で記憶しているはずだ。
九九は丸暗記だと思っているかもしれないが、
あれだって理解した上で暗記しているはずなわけで。

逆に言えば、本当にただの丸暗記、
例えば英単語とか歴史の年号（流れではない）なんかは、
すぐ忘れるし中々覚えられないはずだ。

***

長々とした前置き終わり。
以下、本題。

***

そんなわけで、復習が非常に重要になるわけです。
そのことは一応、大学受験を経験した身なので知ってる。
なので、改めて古語の暗記をしなければならない今、
どんくらい復習をはさんでどんくらい覚えてられるのかを数えてみた。

暗記した単語数は63語（半端なのは単語帳の章にあわせているため）。
単語帳の構成は、左側のページに古語とその意味、
右側のページにその古語を用いた例文が書かれている。
で、見開きで1ページとカウントすると、
1ページに書かれている単語数は約8語程度。

これを1ページ覚えるごとに、
次のページに進む前に前のページに戻って再度復習する。
覚えるときも復習するときも、赤シートを使って意味を隠して確認している。
それを繰り返し、半分（つまり30語程度）まで進んだら、
また最初に戻ってその半分を復習した。
残りの半分も同じように進め、
63語全てが終わった段階で赤シートで再び復習し、
その後に確認テストを行った。

で、正答数が53/63語。
つまり8割程度しか覚えていませんでした、と。

ちなみに確認テストはCD使ってやっているので、
意味の数が多い単語だと、思い浮かべる前に解答が出ちゃうとかで
ミスにカウントしたのが何語かあります。
あと、覚える段階からどうしても記憶できないのがいくつかありました。
これはちょっと原因不明。
ちなみに例文は基本確認してないですが、たまに見てます。

こんだけ復習はさんでも覚えられないんだなぁ、と
自分の脳みそに呆れた、って話だよ。
あ、ちなみにおいらはびっくりするほど記憶力が悪いです。
お薬大量摂取で脳みそおかしくなったんじゃね、疑惑もありますが
たぶん気のせいです。残念ながら地頭が悪いのだと思います。

まあしばらくはこの方法でいきます。
暇じゃないけどせっかくなのでグラフでもつくれりゃいいな、程度のつもり。
羅列型の単語帳で赤シートのみで暗記してどんくらいまでいけんのかな、と。
受験でもオーソドックスな手法だし、どんな結果が出るか楽しみです。

こんなことしないとやる気が出ないくらいには追い詰められているのよ。
いつか英語もやるかも。